お遍路 第45番札所 岩屋寺(後編)
- y2400jp
- 2023年8月1日
- 読了時間: 3分

今から岩屋寺の奥の院へ登拝に向います。
※戸隠の随神門に似ている門を通っていざ参ります。
この門をくぐると、本当に空気が変わりました。
登るごとに蝉の声が聞こえなくて段々と静けさが増してきました。
そして所々エネルギーが凄く高くて気持ちよかったです。
そうこうしていたら「ある門」にたどり着きました。
門番の「赤不動明王」様がお出迎え。
写真では小さい?様に見えますが結構大きいです。
この赤不動明王様を感じてみたら
『よう来たの~」と優しい波動が伝わってきました。
私たちはここまでだ!さあ帰ろうか。としたところ、帽子をかぶった一人の男性がやってきた。
その方は、門の大きなカギを持っていて門を開けてその中に入ろうとしたので、掃除に来たのか?と思って声をかけた。
そうしたらその男性は「愛知から自転車で回ってて、よくわからないけど納経所でここを教えてもらったので「300円支払って鍵もらってきました」との事。
愛知から自転車で!これもすごいけど「良かったら一緒に入りますか?」と誘ってくださった。
※うわ~まさしく神様のプレゼントや~。とメンバーで喜び「愛知からきた男性に感謝した」

↑門番の方ではありません。愛知から自転車でお遍路されている方で、お金を支払って門のカギをもらって門を開けてくれる様子の写真。
私たちはこの方のご厚意で門の中に入ることができました。
…行ったメンバーもありがたく入れさせもらいました。
門をあけたら「ビックリ」
これ、登るの?うそでしょ・・・・
的にめっちゃ急な岩場で、鎖はちょっとしかない。要は自分の腕・足・体全体を使って登るしかない。
メンバーと「どうする?」と話し合った結果、神様からのプレゼントを受けとりましょう!
という事で皆で登り始めようとしたとき、「すみませ~ん…」と後ろから誰かの声。
私が振り向いてみると50歳代のご夫婦が門のところで立っていてこちらを見て話しかけてきました。
「私たちも鍵をもらって来たんですが、結構登のは大変そうですか?」と声をかけてきました。
そこで私はそのご夫婦に声を掛けました
「せっかくここまで来られたのだし、今から皆で登るので一緒に登りませんか?。皆の力で登りましょう」
と声を掛けたら、私たちの後ろからそのご夫婦も登り始められました。
本当に修行の場。で神聖な場でした。私はなぜか「六根清浄・六根清浄」と言いながら登りました。前世は山伏だったのかな?_?
さ~、最後の手すりなし、崖っぷちにあるきのハシゴ、ほぼ直角のハシゴを登りました
頂上に到着。皆で「やった~」って大喜び。
正直、ちょっと気を許したら転げ落ちて大けがするような修行の道を通ってきた。
感慨深い頂上。そこには「お不動様」がお山を守られていました。
「こんにちは、初めまして。ここまでこれたことに感謝」と祈ってきました。
さ~、また来た道を帰ろう。みんな、あの門まで気を抜かず降りましょう。
と声を掛け合い、登りよりも下りの方が足の踏み場が分かりずらいので、先に降りた人が
降りてきている人の足場を誘導してあげる。気が付けばみんな仲間になっていました。

※あ~お疲れ様でした。と門を閉めるご夫婦。
こちらのご夫婦は京都からお遍路に来たそうで、この後今から京都に5時間かけて帰ります。とのこと。奥さんは「あ~もう何でもできそう。人生観変った」と言っていました。
その言葉通り、この門をくぐって登拝されるかたは人生観が変わると思います。そのくらい正直過酷でした。(翌日体全体痛くて筋肉痛でした)
でも皆、ケガもなく無事に帰ってこられたのは『赤不動明王様』のおかげもあります。
ようやく初めの門までかえって来れました。いつしかメンバ~が1人増え、2人増え、
合計6人になっていました。
不思議なご縁で繋がったメンバ~。これも神様からのプレゼント🎁
ありがたく全て受け取り、松山・名古屋・京都へとそれぞれ帰っていきました。
降りてきたら、蝉の声が凄かった。あ~下界に降りたと思いました。
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